中学校1年生「チリンのすず」
2025年12月4日 15時01分中学校1年生の「道徳」の授業を訪ねました。
最近、大人で「絵本」に親しむ人が増えていると言われています。
中学校1年生は、「チリンのすず」という、「アンパンマン」の作者である、やなせたかしさんの絵本から考え合いました。
生まれたばかりの子羊、チリン。ある日、狼のウォーが牧場を襲い、チリンの母羊が死んでしまいます。
チリンは強くなるために、お母さんのかたきである狼のウォーに弟子入りをしました。狼のウォーに鍛えられ、成長して
獣となったチリンは、ついにウォーへの復讐を果たしますが…。
子供向けの絵本と思われがちですが、本当の「強さ」、本当の「幸せ」とは一体何なのだろうと深く考えさせられるお話です。
中学校1年生たちは、チリンの苦悩や葛藤から、いろいろな価値や考えを発表していました。
やなせたかしさんは、「チリンのすず」を通して、読者に何を伝えたかったのでしょうか。
日々のメディアでは、見ることも聞くことも辛く悲しいニュースがあふれています。
普段の何気ない生活にある「幸せ」に気付くことができていなかったり、「感謝」の気持ちを忘れてしまったり、そんなこと
があるのではないでしょうか。
中学校1年生たちにとって、とても有意義な時間となりました。