人権・同和教育参観日とPTA親子奉仕作業
2024年10月30日 17時15分校区別人権教育懇談会事業として、本日を人権・同和教育参観日とし、1時間目には各学年で人権に関する学習を、2時間目には体育館で講演会を行いました。
小学校では、1~3年生が道徳を、4~6年生が学級活動を行いました。登場人物の役になりきってその登場人物の気持ちを考えたり、個性を尊重することの大切さや命や性について理解を深めたりするなど、学年の発達段階に応じた学習をしました。
中学校では、同和問題やLGBTQ問題など、小学校よりも難しいテーマについて学び、自分の考えを深めました。真剣なまなざしで話を聞き、考える子どもたちの姿に頼もしさを感じました。
2時間目の講演会には小・中学生と保護者のほかに地域の方々もたくさん御参会いただきました。「世界の子どもたちから人権について考えよう」という演題で、中学校の藤原教頭が講師となり、小学生にも分かりやすく、大人もいろいろなことを考えさせられる話をしました。子どもたちは、世界には学校に行ったり、友達と遊んだりするという当たり前のように思うことが当たり前にできない子どももいると知ると同時に、命や権利を守るためにも日々の学習が大切であることにも気付いたようです。
講演の最後の言葉「『学ぶ』ことを大切にする学校。いじめや差別を絶対に許さない学校。笑顔がはじける学校。みんなが安心できる学校。そんな興居島小・中学校をみんなの手で作ろう。」に大きくうなづく子どもたちを見て、今日の授業や講演で感じたことや考えたことを大切にしながらこれからも過ごしていってほしいなと思いました。
そして、3時間目には、11月に行われる学校説明会にむけて、小・中学生、教職員、保護者のみんなで運動場など外回りの除草作業を行いました。今回の奉仕作業では、普段の清掃活動の中ではなかなか手が回らない箇所をお願いしました。約40分間ではありましたが、子どもも大人もみんなが集中して作業した結果、大量の草や落ち葉などが入った大きなごみ袋がたくさん並びました。保護者の皆様方、授業参観、講演会に引き続き、気温も高くなった中を作業に参加していただきまして本当にありがとうございました。
今日は、人権学習をして心が美しくなり、奉仕作業をして学校も美しくなりました。人や地域、学校を大切にするあたたかくて、優しい雰囲気が今後も続いてほしいなと思います。