小学5・6年総合的な学習「興居島ひじき」
2025年5月21日 07時00分小学5・6年生が興居島ひじきの生産者の作業場へ見学に行きました。広い砂浜にたくさん天日干しされているひじきを見ながら作業場に到着しました。説明の際には、海の中でひじきがどのような状態になってるか分かりやすいようにと、岩についた状態のひじきも準備していただいていました。
作業工程の説明が始まりました。まず、採ったあと網に入れられ水揚げされたひじきをキャリーに入れます。このときにゴミなどがあれば取り除きます。作業を体験させていただきました。感触や重さ、長さなどを実感することができました。ひじきをキャリーに入れた後は重さをはかります。
次にキャリーに入れたひじきを天日干しするために、網に広げる作業に移ります。たくさんのキャリーを一度に運ぶためにフォークリフトを使います。ベテランの技であっという間に移動しました。重さをはかりながら干すための網に手早く分けていきます。
網に入れられたひじきは二本のレールの上に乗せられ、奥へと送られます。そして、乾きやすいように網の上に広げていきます。この作業も体験させていただきました。ひじきを広げる枚数が増えるにつれてみんなの手際もよくなっていきました。
次に前日から干しているひじきを裏返す作業です。裏返す前は黒っぽく見えたのですが、裏返してみると乾く前の色と同じような色でした。裏返さないとうまく乾かないことがよく分かりました。この作業も体験させていただくことができました。教えていただきながら二人一組で裏返します。二人で息を合わせて上手にできるようになりました。
最後にもうすぐ干し終わるひじきを見せていただきました。触らせていただくと、硬く、軽くなっていることがよく分かりました。今日のお話を通して、漁をできる期間が以前より短くなっていることなど興居島の周りの海の様子が変わってきていることも分かりました。これからの学習でさらにいろいろなことを調べていきたいと思います。そして興居島がより豊かな島になるようにするために自分たちにできることを考え、実行していきたいと思います。
今回は、貴重な体験をたくさんさせていただいたり、いろいろなお話を詳しく聞かせていただいたりして本当にありがとうございました。