今日は、興居島に古くから由縁のある「船踊り」「水軍太鼓」を楽しみました。
地域の皆さんや保護者の皆さんがたくさん来校され、楽しく鑑賞・参加しました。
最初に、中学生全員による「水軍太鼓」を披露しました。
興居島中学校では、部活動として「水軍太鼓」に取り組んでいます。これまでの地域の方に御指導いただきながら、
頑張って練習してきました。今日はとても緊張しましたが、精一杯頑張りました!
1年生から3年生までの息がぴったりと合い、とてもいい演奏ができたと思います。地域の皆さんや保護者の皆さんからは大きな拍手を
いただきました。
「船踊り」は大変勇壮で、興居島の秋祭りで船越和気比売神社(ふなこしわけひめじんじゃ)に奉納されるようになりました。
泊地区の「興居島船踊保存会」の皆さんが、演技、舞台、太鼓等で盛り上げます。
興居島小・中学校の児童生徒も出演させていただきました。
今年の「船踊り」の演目は『紅葉狩り』。平維茂(たいらのこれもち)の鬼退治の話です。
太鼓に合わせて、演者たちがダイナミックな演技を披露します。
維茂は従者と紅葉狩りにやってきます。日頃、里で悪さをしている鬼たちが若い女に化けて、維茂たちを酒宴に誘います。
やがて酔ってしまった維茂たちは、眠ってしまいました。それ幸いに、鬼たちは維茂の刀を奪って山奥に消えてしまいます。
そこへ神の使いの巫女が、維茂たちを起こしにやってきます。そして、神の力の宿る「宝剣」を授けます。
「宝剣」を手にした維茂たちは、山奥に潜んでいた鬼を見つけ、ここから激闘が始まります。
戦いの末、負けを悟った鬼女は、火を吐いて山へ逃げていきました。
維茂たちの活躍で、里の人々は安心して暮らすことができるようになりました。
演技の途中には、地域の皆さんから演者に対して掛け声がかかりましたし、演者が「見栄を切る」ときは、
大きな拍手が送られていました。
演技の後は「勢揃い」があり、演者全員がお礼のあいさつに登場します。
ダイナミックで楽しい「船踊り」が長い長い間、興居島に伝えられてきたことを考えると感動します。
また、その伝統の一場面に興居島小・中学校の児童生徒が関わらせていただいていることを誇りに思います。
これからも、ふるさと興居島や伝統を大切にしていきたいと思います。
とても楽しい1日となりました。